合同会社続は、
「枯れてゆく森」よりも、
「続く森」を増やす
会社でありたいと
思っています。
代表の中村です。私は、前職で日本全国の中小のモノづくりをしている人たちと仕事をする機会がありました。
伝統的なモノや、手仕事に近いモノであったりといった彼らのモノづくりは、なかなかに厳しい状況に置かれていました。
あと5年10年なら何とかなるかもしれない。けれど、あと30年続けてさらに子供の世代に引き継ぐことを考えた時、やはり今のやり方では続かない。
閉鎖的・保守的な業界や地域で、そう考えて何かを変えようと必死に動いている、そういう仲間の姿をたくさん見てきました。
彼らの姿を見て、私はちゃんと「変わっていく」のだろうと思いました。
変わることだけが続くことなのではないだろうか。何百年も続くような伝統的な産業も、危機が来るたびに、きっとその時代の人たちが必死に何かを変えて、そうして今まで続いてきたのだろうと思います。
私はそんな変化の近くで、少しでも彼らの役に立ちたい、そう思って会社を興しました。
モノづくりだけでなく、食のこと文化のことなど、生活の側でも続いた方が良いことが続かなくなりかけています。
ホントウは、続けた方がいいのに続かなくなりかけていることを、続けていきたい。思考停止の続かないやり方ではなく、これからの時代にあった続くやり方を模索する必要があるのではないかと思います。
続かない方よりも、続く方の社会へ。これが、私たちの思い描く未来です。
大切にしているコト
私たちが「続く方の社会」を目指し、
私たち自身の「物語」を育てるために
大切にしている12の価値観です。
1. ユニーク/自分らしいこと
2. シンプル/分かりやすいこと
3. ポジティブ/楽しく前向きであること
4. マイペース/肩の力を抜くこと
5. シンパシー/顧客の共感から始めること
6. リライアブル/信頼がベースであること
7. リーダーシップ/自ら先導すること
8. ソーシャル/草の根のつながりを大切にすること
9. エッセンシャル/常に本質を捉えていること
10. スモール/大き過ぎず、距離が近いこと
11. イノベーション/小さな変化を積み重ねること
12. サステナブル/続けること、続いていくこと
「続」という会社が始まって、多くの人に出会いました。
私たちがまず最初にできることは、その「物語」を聴くことでした。
道具の物語、地域の物語、そしてその人の物語、、、どの物語も素敵な物語でした。
私たちは素直にその物語を伝えたい、続けて欲しいと思いました。
「それを続けたい」と思うとき、私たちは、そこに隠された物語に共感しているのだと思います。
続かなくなるということは、その物語が人々に届かなくなってしまっているからかもしれません。
あるいは、コト消費という言葉に象徴されるように、大量に「消費者」に届けられるための物語が横行し、本物の物語が埋もれてしまっている様にも感じます。
物語とは。私たちは、それを消費するべきものではなく、それまでに関わってきた人たちの想いを紡ぎ、今の自分の生活を重ね、そして次の世代につなぐために、それぞれが育てていくものだと思うのです。
そもそも「消費」という言葉自体を、私たちはもう捨てても良い時に来ているのではないでしょうか。
「続」という会社の役割はそこにあります。私たちは続く方の社会へ向かうための「物語」をつくり、育てる会社です。
やっているコト
今、私たちが育てている、
続く方の社会に向かう「物語」です。